■ダイソー
滞空時間の長いシャボン玉。
サイズ:9cm×3.5cm
(日本製)
【百聞】江戸の町にも響いた、シャボン玉売りの声
「シャボン」という言葉は、ポルトガル語の「sabão(サバォン)」に由来し、石けんを意味します。日本に石けんが伝わったのは16〜17世紀頃で、やがてシャボン玉遊びも広まっていきました。当時、石けんは高価なものだったため、ムクロジの実など身近な材料を使って泡を作り、竹筒や麦わらで吹いて楽しんでいたといわれます。
江戸時代になると、シャボン玉は庶民の遊びとして親しまれ、夏の風物詩の一つになりました。町には「シャボン玉売り」が現れ、色とりどりの玉が空に浮かぶ様子は、子どもたちを夢中にさせたことでしょう。
一瞬で消えてしまうシャボン玉ですが、江戸の子どもたちも現代の私たちと同じように、その儚い美しさに心を奪われていたのかもしれません。時代を超えて愛されるシャボン玉は、日本人の暮らしや遊びの記憶をつなぐ、小さな虹色の贈り物です。